サツマイモダイエットについての記事。
ダイエット中にさつまいもを食べてもいいという人がたくさんいますが本当?食べるタイミングなどはありますか?
こういた疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、フリーのパーソナルトレーナーとして活動しており、食事指導に携わっています。
では、ダイエット中にさつまいもを食べていいのか?また、おすすめのタイミングはあるのか?
私の知見で解説していきます。
【断言】ダイエット中のおやつにさつまいもはおすすめしません。
結論から言うとダイエット中にさつまいもは、置き換えならOK、おやつ(間食):NG
です。
さつまいもがおやつに向かない理由
さつまいもは、「準完全食品」と呼ばれるほど栄養が豊富です。
しかし、さつまいもは穀物ですので糖質を多く含んでいます。
さつまいものは、調理の仕方でカロリーが変化します。100gあたりの主な栄養素を下にまとめました。
カロリー(Kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | |
サツマイモ(生) | 132 | 1.2 | 0.2 | 31.5 |
焼き芋 | 163 | 1.4 | 0.2 | 39 |
蒸し芋 | 132 | 1.2 | 0.2 | 31.5 |
干し芋 | 303 | 3.1 | 0.6 | 71.9 |
生と蒸した場合では、カロリーがほとんど変わりませんが、焼いた場合には糖質が増えた分カロリーが増えています。また、干し芋になるとタンパク質と糖質が増えるため生と比べると倍近いカロリーの増加になっています。
糖質自体が悪いわけではありませんが、おやつなどとして糖質を摂取すると血糖値が上昇してしまい、それに伴って糖質や脂質が体内に溜め込まれやすい状態になってしまします。
ダイエット中にさつまいもは主食の置き換えに最適
さつまいもは、おやつには不向きですが「主食の置き換え」にはおすすめできる食品です。
理由は、
・低GI値
・ご飯やパンより低カロリー
・便秘対策
それぞれ解説していきます。
さつまいものGI値
さつまいもは、調理法でカロリーだけでなくGI値も変化します。
焼き芋 | 80~85 |
蒸し芋 | 45~50 |
干し芋 | 55 |
このGI値の変化には、さつまいもに含まれるデンプンとクロロゲン酸が関係しています。
デンプンは、ゆっくり加熱すると麦芽糖に変わり甘みが増し、それに伴いGI値が上昇します。クロロゲン酸は、血糖値の上昇を抑える働きがありますが、熱分解しやすい物質です。
この事により、蒸し芋が最も低GI値になっています。
主食としてのさつまいも
では、ここで置き換えについて書いていこうと思います。
まず、主な主食であるご飯とパンとさつまいもの100gあたりのカロリーとGI値を比較してみます。
カロリー(Kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | GI値 | |
ごはん | 168 | 2.5 | 0.3 | 37.1 | 85 |
食パン | 264 | 9.3 | 4.4 | 46.7 | 95 |
蒸し芋 | 132 | 1.2 | 0.2 | 31.5 | 45~50 |
ご覧のようにさつまいも(蒸し)は、ご飯やパンより低カロリー・低糖質・低GI値なのがわかります。
1日1食だけでも主食をさつまいもに置き換えるだけでダイエット効果は出ると思います。
ぜひ試してみてください。
さつまいもで便秘対策
ダイエット中は、栄養の偏りにより便秘になりがちですよね。
さつまいもには腸の蠕動運動を促してくれる「ヤラピン」という成分が含まれています。また、食物繊維も多い食品なので便秘対策にも効果があります。
ただ、蠕動運動によっておならが出やすくなるのでご注意を!
今回は、ダイエット中のさつまいもについて書きました。
ダイエット中の主食の置き換えにさつまいもはおすすめしますが、あまくておいしいからといって食べすぎには注意してください!!