分厚くカッコいい胸板は、男性女性問わず人気なモテる筋肉です 。
憧れるけど
「何をやったらいいかわからない」
「我流でベンチプレスや腕立て伏せをしても効果がイマイチ」
と思っている方は多いのではないでしょうか?
そんな方のために、この記事では大胸筋の基礎知識(解剖学や作用)について書きました。
大胸筋の構造(解剖)
大胸筋は、胸板を形成する筋肉で「関節水平内転筋」に分類され、形状は「紡錘状筋(平行筋)」です。
大胸筋の起始は、大胸筋上部(鎖骨部)、大胸筋中部(胸助部)、大胸筋下部(腹部)で異なりますが、停止はすべて上腕骨になります。
- 大胸筋の体積:676㎤
- 大胸筋の速筋遅筋割合:速筋57.3%:遅筋42.7%
大胸筋上部の起始停止
大胸筋上部の起始:鎖骨
大胸筋上部の停止:上腕骨
大胸筋中部の起始停止
大胸筋中部の起始:胸骨および第2~6助軟骨
大胸筋中部の停止:上腕骨
大胸筋下部の起始停止
大胸筋下部の起始:腹直筋鞘の前葉
大胸筋下部の停止:上腕骨
大胸筋の作用(働き)
大胸筋上部、大胸筋中部、大胸筋下部ともに停止部を起始に向かって近づけたり離したりする動き(収縮・伸展)が大切になります。
大胸筋は、肩関節を動かすことで収縮・伸展を行います。
大胸筋を使う主な肩関節の作用は下記の4つです。
・水平屈曲(大胸筋中部)
・屈曲(大胸筋上部)
・内転(大胸筋下部)
・内旋
水平屈曲(水平内転)
水平屈曲とは、腕を真横(地面と水平)にあげ外側から内側にもっていく動きで、主に大胸筋中部を使用します。
トレーニングでは、ベンチプレス、ダンベルプレス、ダンベル(ケーブル)フライなどが該当します。
屈曲
屈曲とは、手を下した状態からまっすぐ前方にあげる動きで、主に大胸筋上部を使用します。
トレーニングでは、インクラインベンチプレス、インクラインダンベルフライなどが該当します。
内転
内転とは、横にあげた腕を下げる動きで、主に大胸筋下部を使用します。
トレーニング:ディップス、デクラインベンチプレス、デクラインダンベルフライなどが該当します。
内旋
内旋とは、肘を中心に腕を内側にもっていく動き(物を投げる動き)です。
トレーニングでは、インナータルローテーションなどが該当します。
まとめ
今回は、大胸筋の構造や起始停止、作用を解説しました。
大胸筋は、マッチョの象徴といっても過言ではないので、しっかり基礎知識を頭に入れてトレーニングを行いましょう。
トレーニングを行う際のポイントを下の記事で書いてるので良かったら見てみてください。
https://fitness-learning.com/training-chest