力こぶは、「分厚い胸板」や「シックスパックの腹筋」と並んで人気の高い筋肉で女性からモテる筋肉です。
腕の筋肉は、大きく分けて「上腕二頭筋」、「上腕三頭筋」、「前腕」から構成され、
力こぶと言われているのは、上腕二頭筋です。
今回は記事では、上腕二頭筋の構造や起始停止、作用などの基礎知識を書きました。
上腕二頭筋の構造(解剖)
上腕二頭筋は名前の通り2つ頭がある筋肉で「長頭」と「短頭」からなります。
主に肘関節を曲げたときに使われるため、肘関節屈曲筋(ちゅうかんせつくっきょくきん)に分類され、形状は紡錘状筋(平行筋)です。
長頭と短頭どちらも起始は肩甲骨で、停止は橈骨となり肩関節と肘関節をまたぐ2関節筋群です。
- 上腕二頭筋の体積:366㎤
- 上腕二頭筋の速筋遅筋割合:速筋53.6:遅筋46.4
上腕二頭筋の起始停止
上腕二頭筋長頭の起始停止
起始:肩甲骨関節上結節
停止:橈骨
上腕二頭筋短頭の起始停止
起始:肩甲骨烏口突起
停止:前腕筋膜
上腕二頭筋の作用(動き)
上腕二頭筋は、肘関節と肩関節を動かします。主な動きは下記の4つです。
・肘関節の屈曲(長頭、短頭)
・前腕の回外(長頭、短頭)
・肩関節の屈曲(長頭)
・肩関節の水平内転(水平屈曲)(短頭)
肘関節の屈曲
肘関節の屈曲は、肘を軸に肘を曲げる動きです。
トレーニングでは、アームカールやハンマーカールなどが該当します。
前腕の回外
前腕の回外は、手を甲側にひねる動きです。
トレーニングでは、アームカールやインクラインカールなどが該当します。
肩関節の屈曲
肩関節の屈曲は、手を下からまっすぐ前方にあげる動きです。
トレーニングでは、インクラインカールなどが該当します。
肩関節の水平内転(水平屈曲)
肩関節の水平内転は、腕を外側から内側にもっていく動きです。
まとめ
今回は、上腕二頭筋について構造や起始停止、作用などを解説しました。
上腕二頭筋は、モテ筋で力こぶを作ります。
ぜひ、基礎知識を学んでトレーニングに活かせてみてください。